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選挙政治はある程度気長に見守っていきたい
参院選の結果が見えてきました。興奮してテレビをこまめに切り替えながら見ていました。スポーツのように全力で、すがすがしく戦った、そんな感じがした生まれて初めての選挙期間でした。

長野県長野市では7月6日火曜日に全候補が一堂に集まって演説をするという会がありました。そこで「全員人材としてすばらしい!」とやや失礼な感想を正直持ちました。政策はいろいろありますが、考えの組み立て方や説明のしかたなど論理的でわかりやすく、無理が無くそれぞれに説得力がありました。長野選挙区は論戦でのレベルも高いんだなーと思いました。

例えば防衛大臣の北沢さん、難しい局面の話題でテレビに出ることが多く、怖い人、難しい人なのではと想像していたのですが、その会ではリラックスしてあらゆる話題に冷静にやさしく対応していました。トップ当選の若林さんは選挙期間中にすごく慣れたのか演説がうまく、主張が明快で本当にわかりやすかった。高島さんは主婦目線の独特な語り口で、女性の思考ではこのような考え方もあるんだ、という意味で女性に支持を広げる人だなと感じました。

共産党の中野さんは共産党ならではの弱者救済は良いとして、大企業軽視の発言には党略だから仕方ないけど考えの組みたてかたに一貫したものがあり、たしかな野党、というようなポジションで有益であろうと感じました。幸福実現党の臼田さんは、新興宗教とのつながりに個人的には抵抗感があるものの、政策は非常に練られていて画期的で興味深く、それを臼田さんが完璧に自分の言葉で組み立てて説明しているのがすばらしいと思いました。

そして、私の親戚で東大卒、元NHK記者の井出さんは短時間によくここまで票を伸ばしたと正直思いました。今回は及ばずでしたが、早速明日から次の選挙戦に向けての闘いのスタートになるのかなと思います。衆参ねじれ国会のストレスと、どうしてもぶれてしまう民主党の不安定感から、政局がいつどう動くか予断を許さないので本当に明日からまたスタートということ、ですよね。。

個人的にはみんなの党のがんばりにももちろん期待してますが、自民党の敗者復活の品質にも大注目しています。民主党は特に枝野さん、菅さんの次はぜひ枝野さんでお願いしたいと思っているのですが笑、彼にバトンが渡る前に自民党にバトンが渡ってしまうのかどうか汗、それならそれですね。

私の夢想としてはコイズミジュニア総理の誕生でボルテージは最高潮です。ワイドショーに国会ネタが増えすぎる、しかし甘いマスクで厳しいリストラを敢行しないとならない、その難しい采配果たしてお父さんのジュンイチロウと同じようにできますかどうか。

雇用を伸ばし、経済を伸ばし、財政破綻を回避して健全化し、少子高齢化問題をうまくやって、国防の問題をスーパー難度の技で決める。誰がどう考えても困難な諸問題に批判に耐えながら取り組む。誰がやっても難しいのだから短期の結果成果に一喜一憂せずに、ある程度気長に見守っていく必要もあろうかと思います。
by hanchan-jp | 2010-07-11 23:00
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