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1万枚を超えるとだめだった。
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キヤノンの画像処理ソフトDPP(デジタルフォトプロフェッショナル)を使ってカメラとPCを直結してリアルタイムに大画面表示させながら撮影する「テザー撮影」で、撮影枚数が多くなると転送と表示が遅くなるのではないか、という話題。

Macでは1000枚を超えたあたりから重くなるというような声が出て、いやそんなことじゃ仕事にならない、使えているよというWindowsユーザーの声。確かに私も今まで2000枚とか3000枚がダメという風に特に感じた記憶がなかったので、え?あれ?という感じ。。。

まず、撮影に使うディスクのフォーマットは4GB制限で有名なFAT(ファット)では、数が多いと重くなりやすいようだ。

標準的なNTFSフォーマットで私の環境で少しテストしてみたら、画像のようにひとつのフォルダーあたり1万枚を超えると明らかにエラーが出てDPPの動作が不安定になりました。このフォルダー以外の表示もできなくなりました。限界ということでしょう。(このときのPC側は残り12GBメモリーを残している状態。DPPが膨大な数のサムネイル作成も使うために用意した領域のオーバーフローという意味だろうと考えています。)

9000枚まで減らすと、表示は高速にできるようになりましたが撮影は一分以上かかりました。(笑)(つまり撮影はムリ)

(ここから1000枚ずつフォルダーの中身を減らしていきました。正比例してすこしずつ待ち時間が短縮していく感じ。)

2000枚のフォルダーに撮影、jpegの表示は4秒、RAWの表示は5秒
1000枚のフォルダーに撮影、jpegの表示は2.5秒、RAWの表示は3秒
800枚のフォルダーに撮影、jpegの表示は2秒、RAWの表示は2.5秒
600枚のフォルダーに撮影、jpegの表示は2秒、RAWの表示は2.5秒
400枚のフォルダーに撮影、jpegの表示は1.5秒、RAWの表示は2.2秒
200枚のフォルダーに撮影、jpegの表示は1.3秒、RAWの表示は2.2秒
0枚のフォルダーに撮影、jpegの表示は1秒、RAWの表示は2.2秒

今までのPCでRAWのUSB接続で3秒程度で、それが2000枚後に仮に5秒になっていても気づかなかったのかもしれません。昨日の私の体験は、2000枚を超えてjpegが10秒を超えた、大変だ!!というものでした。重くなる現象がストレージの性能(FAT)のせいで早期に現れた、とみるべきでしょう。

このテストは裏付け実験であり、こういうことがわかっていれば1000枚単位くらいでフォルダーを変えながら撮影しましょうね、というだけのことだあります。(^o^)さて寝よう。。。

追記:
対SSD記録 
4000枚のフォルダーに撮影、jpeg/RAWともに12秒
6000枚のフォルダーに撮影、jpeg/RAWともに25秒
(高速なはずのSSDを使っても解決しなかった。(T_T))
by hanchan-jp | 2012-06-07 22:34
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