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Safari 4 Public Betaというブラウザー
世田谷方面の方の影響でSafari 4 Public Betaというブラウザーをインストールしました。私はベータ版のソフトウエアってあまり入れない主義なのですが最近Safari3で重いと感じるコンテンツがあってそれが解消されていればいいなと思ってベータでも入れました。ちなみにマイクロソフトのインターネットエクスプローラーはベータ版でも製品版でもバグだらけなのか常に修正が入っているので単に表記・取り扱いの方針の違いと拡大解釈することもできます。(そういう問題か)

Safariをメインのブラウザーとして使い始めたのはどのくらい前だったでしょうか。Windows版が出てからしばらく使っていて馴染んできてしまって離れられなくなったと記憶しています。理由は(1)見やすい文字(2)カラーマネジメントがかなり良い(3)おしゃれでなごむ

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なんだか最後の理由「おしゃれでなごむ」が少し浮いているのですが、、、

私は心情的にはマックをメインで使いたいと思っている隠れマックファンなのですが、様々な理由から仕方なくWindowsを愛用するに至っています。(<主な理由は貧乏だから、ってことでいいでしょう。)
そんな隠れマックファンの駆け込み寺がこのSafariブラウザーなのです。
これを入れればパソコンに向かう時間の90%以上をWindowsでなくMacな気分で過ごすことが可能になります。(当社比)(しかし90%以上がブラウザーってネットばっかりってことだろ・・)

さて、ベータ版を入れましたが、初期設定では肝心の画面の見た目がまるでウインドウズになってしましました。やばい。
Safari 4 Public Betaというブラウザー_a0032346_383281.jpg
「おこのみ設定」(preference)から「みため」のタブに行くと「書体のなめらかさ」を選ぶプルダウンがありました。そこから「中間、平面パネルで最高な気分よ!」というちょっと気分がウキウキしそうな感じのを選べばSafari3のときと似た見た目に戻ります。一番下に「Windows標準」というのがありますがこれは最初に「なんだこれ、ウインドウズになっちゃったよ!」と私が味わったのと同じ危機感を感じさせるためのちょっとした演出でしょう。トラップ(わな)ともいいます。ユーザー側に「自分がWindowsを使っている自覚」がなくなると、Macが売れなくなるので当然です。
Safari 4 Public Betaというブラウザー_a0032346_11113921.jpg
(しかし冷静に比較すると、、3ではマックテイストをそのまま持ち込んでいたのに対し、Safari4はウインドウズライクになっていてMac版とデザインが違うようだ。)

追記:あった、、、、orz
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Windowsそのままの見た目と使い心地
Windows VistaやWindows XPを搭載したPCでも、Safariなら抜群の使いやすさ。タイトルバーからボーダー、ツールバーまで、SafariはほかのWindowsアプリケーションによく似ています。一貫したWindows体験をお届けするために、新しいSafariではWindows標準フォントを使っています。なめらかですっきりとしたアップルのフォントを使うことも可能です。もちろん、SafariはWindowsでもMac版と変わらない超高速パフォーマンスを発揮します。
http://www.apple.com/jp/safari/whats-new.html
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激しくがっかり・・・・・orz

MacっぽさはむしろWindowsユーザーに違和感と反感をもたらすとでも考えたのだろうか。
なるほどそういう可能性はあるかもしれない。

ところで、Windowsを使う理由が「貧乏だから」、っていうのはWindowsに失礼でした。訂正して「費用対効果の面で優位とみなされるから」、という表現にしたいと思います。私のMac観はハイグレードホテル的快適空間、です。それに対してWindowsはセンスいまいちの庶民派ホテルです。どちらも宿泊する、という基本機能において違いはなく、滞在すれば翌朝を迎えられるという意味で同じことが可能です。ただし「気分」のために多少のエクストラを払うのはよくあることです。新幹線のグリーン席みたいに「疲れが少ない」という気分のためとかいろいろあります。

気分で選べばMacを選びたい私が渋々Windowsを使い続ける理由にはもうひとつあって、性能です。性能はおおざっぱに言えばWindowsとMacはほぼ同じです。大昔、私が初めてMacを使った1995年の頃はMacのほうが高性能な感じでした。そして印刷業界に普及して、印刷業界とデザイナーに近いカメラマンにもMacが普及して今に至ります。しかしWindowsは次第に性能を上げてIntelという強力なパートナーを得てさらに機能と性能を上げていきました。MacもIBMからIntelにパートナーを切り替えて追いかけて、今ではWindowsでもMacでも同じCore2Duoで仕事させればだいたい同じに仕事ができる、という感じになりました。

撮影のためのパソコン、という視点で選べば性能はWindowsに軍配が上がります。私は自分が使っているEOSでのことしかわからないのですが、ケーブルでの接続撮影でUSB2.0で高速転送できるのはWindows。ここ数日話題のワイヤレスの撮影でバッファローの親子兼用機器がWindows専用だったのは結構残念。バッファローからしてみればWindows版のほうが10倍売れるとわかっていればまずはWIndows版から開発するのは当然なのでMacは高級ブランドで金持ち客が多いのに後回しになってしまうわけです。。。

そしてずっと問題とされてきたカラーマネジメントの問題も、Windowsは使い方次第で問題ないところまでいっているので、撮影、編集、印刷は完璧にこなすことが可能になっています。もともとXPの頃から完璧にこなすことができたので最近そうなったわけではないのですが、まあVistaになって少し強化された、ということです。

Photoshop、DPP、Safari、この3大アプリケーションを立ち上げて作業している限り、画面のデザインテイストなどなど、WindowsなのかMacなのかという違いをさほど意識することもなくどちらのマシンも使うことができるのではないかと思います。冒頭にSafariブラウザーのことについて触れたのはこのSafariの貢献度がとても偉大なのでそれが言いたかったのでした。

PhotoshopCS4で最高性能が出せるのは現時点でWindows(64bit)という問題は接続撮影のカメラマンだけでなく、巨大なファイルを扱って重いレタッチを日々業務としているデザイナー(レタッチャー)にも押し寄せている問題なのではないかと推察しています。Windowsパソコン本体は安く調達できるのでこんな時代ですがMacを最新のMacにアップデートするのとWindowsに「スイッチ」するのかは悩ましい問題になっていると思います。

最後に、パッケージ版のCS3ライセンスはライセンス版のCS4にアップグレードすればMac用のシリアルとWindows用のシリアルの両方が届いてどちらを使っても良い(クロスプラットフォームライセンス)になっているのでぜひライセンス版にて更新すべきと私は思います。ライセンスプログラムは私はマルチビッツヨドバシカメラ(ポイント還元あり)で購入しています。

今自分の職場には2台のCore2DuoのiMacと、2台のWindowsがメインで動いています。
主要なソフトウエアはクロスプラットフォームのライセンスになっているし、自分たちはどっちがどうの、というこだわりは最近はそんなに論じることもなくなり、好きなものを好きなように使っているという感じです。

追記:なにげに今日は新型macの発表の日だったんですね! 実質かなりの値下げかな?Mac Pro 278,800円(2.66GHz (4 Core)/3GB/640GBHDNVIDIA GeForce GT 120 (512MB))ですねー。
by hanchan-jp | 2009-03-04 03:08
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