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完璧な育児
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EF50mmF2.5macro EOS5D 1/4 f2.5 ISO800

(1)のびのびと育てる
(2)しっかりしつける。

この両者が完璧に両立できたら、それは完璧な育児だと思う。しかし、育児に完璧があるはずもなく、また「完璧に育児できたわ!」なんていう親の子供を見るのは怖い。(笑)という前提なんだけど、、、、

うちは(1)の「のびのびと育てる」でずっとやってきた。ユウキ君の「自主性」をなによりも「尊重」することで「主体的に判断」して安全、危険、快適、不快、食べられる、食べられない、キレイ、キタナイ、熱い、冷たい、ぜんぶおまえ自分で感じて考えなさい、ってやってきた。

そして、好きなモノをよく食べる、生き生きとした、とびきり元気の良い、活発きわまりない、音楽とリズムが好きな、とてもおしゃべりな、そんなユウキ君2才になった。

しかし、我々ののびのび教育には弊害があった。まず自我がとにかく強く、つまりプライドが高い。親と勝負して負けることをよしとしない。

ボクとユウキ君との勝負は真剣勝負。ユウキ君が子供だから親の我々は簡単に勝たせてもらって良いとは思っていない。「だめー」とか「危ない」とか適当なうそを言ってそれを遠ざけるのはボクは大嫌い。本当にダメなとき、本当に危険なとき以外はぜんぶOK。親がやっていることはぜんぶやってみたいのだから、それがどんな感触なのかどんどん体験させる。ビデオカメラ、一眼レフカメラも、操作したがる場合はどんどん教える。

対等な目線でユウキ君2才と戦っていたら、「しつけ」という項目で我々は大変な苦労を強いられることになった。しつけっていうのは、型を教え込むことであり、理由とか理屈がハッキリしてない場合でも型を教えないとならない。これが問題だ。ユウキ君2才には「なぜ歯磨きをしなくてはならないのか」という理由がわからないのだ。

ちょっと前まで喜んではみがき(のようなこと)をしてくれていたのに、急にやめてしまったのだ。

もしかしたら今までのはみがきは、はみがきの遊びだったのかもしれない。もう飽きたのかな。こっちが「はみがきをしよう!」なんて言ってはぶらしを持って近づいても「イヤだ!」の一点張り。反抗期になった、という話もある。

しかりつけることが急に増えた。ユウキ君がかんしゃくを起こして歯ブラシを投げつけると、その投げつけた手を叩いて「モノを投げちゃだめ!」って大声でしかる。しかった効果はすぐに現れて、次からはモノを投げなくなる。

でも、「歯を磨きなさい!」なんて大声でしかることができない。自主性、プライドを無視したようなそんなやり方でもしユウキ君が歯磨きを実行するならば、それはロボットのようで今までの我々とユウキ君のコミュニケーションと質が違う。

これは将来的な話だけど、勉強についてもおなじことを考えていて、ボクはユウキ君に「勉強をやりなさい!」ということは言わないつもりでいる。もし親にしかられた、という理由で勉強するならば、そんな勉強は全く意味がないのは明らかだからだ。ロボットのように言われるがままに勉強する子供なんてイヤだ。勉強のおもしろさを教えるのが親だ。

などと長文を書いてきて、謎が解けた。歯磨きのしつけのヒント。それは歯磨きのすばらしさを教える、ということか。あー、歯を磨いて良かったねー、ということに共感できればいいのだね。(<虫歯の概念とかリスクを教えることなしに?困難そうだなぁ。)子供用歯磨き粉を導入してみようかな。。。。
by hanchan-jp | 2006-04-20 02:08
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